あらすじ
こここは大阪市北区の中崎町。古くからある天五中崎通商店街(おいでやす通り)で マレーシア・ホワイトコーヒーのカフェを運営する うさぎの 小梅(こうめ)は、東南アジアのかき氷「アイスカチャン」を探しにマレーシアへ向かいます。

登場動物:
ネザーランドドワーフ 小梅(うさぎ):
小梅の形の月餅(開発中)
大阪市 東淀川区のうさぎ星生まれ。大阪市北区の本庄 育ち。
中崎町でぼんやりまったり カフェ経営ライフを夢見ています。が、、、、そうとも言ってられない。経営は厳しく、難しい。HARD THINGSでありHIGH OUTPUT MANAGEMENTであると感じる毎日。カフェ経営に悩み奮闘するネザーランドドワーフうさぎです。
今回 カフェ店入り口が近所のかき氷店の顧客行列に塞がれたため、小梅もかき氷を販売するときが来たのではないか考えました。小梅は勢い良くマレーシアのマラッカへ東南アジアのかき氷「アイスカチャン」をめぐる旅に出発した。
バイカラー桃子(魚):
桃子の形の月餅(開発中)
大阪市北区中崎町の近藤熱帯魚店 出身。
早朝から酔っ払いを追い払いながらホワイトコーヒーを売り続ける強者の魚。縄張り意識が非常に強い、バイカラードッティバック(ロイヤルドッティバック)海水魚。
中崎町の治安を守る曽根崎警察署の警察官の方々と仲がよく、天満界隈で焼肉を食べるのが大好き。警察官や弁護士を呼ぶ召喚魔法が身についてることで話題のバイカラー魚です。
ところが実はあまりかき氷には興味がありません。こう言います「デザートより肉やで」。
なぞの高級うさぎ(左):
梅田のM●Sで番組にでる高級うさぎ(左)と下町うさぎの小梅(右)桃子は隠れて参加します。
学歴ははっきりしていますが、出生が謎すぎるなぞの高級うさぎ。
慶応幼稚園、小中高→東京大学(医学)→ハーバード(法学)→MIT(工学)→スタンフォード(MBA)という小梅が絶対勝てない経歴の持ち主。
自宅のあるカリフォルニア州 パル・アルトから、別荘として所有している梅田グランフロントの高層マンションに短期滞在中に、たまたま梅田M●Sの番組に出演します。話題がほしいマスコミは彼に頼み込み、多額の出演料で高級うさぎのクイズ番組への出演を決定したのでした。
高級うさぎはシリアルアントレプレナーであり、すでに学生の時から複数の会社の上場に成功。2ヶ月前に立ち上げた会社の評価額はPan●sonicを超えたため、自分を超えるうさぎはこの世に存在しないと鼻高々です。来年にはノーベル平和賞をはじめて取得するうさぎなのではないかと言われています。
普通なら”絶対に”出会うことのない 中崎町の下町うさぎ小梅と高級うさぎ。そんな2うさぎが運命的に出会うのは視聴者参加型クイズ番組です。じつは彼の出生には国家の存在すら揺るがす大きな秘密がありました。
小梅うさぎに対して高級うさぎは言います。「君のような下賤なうさぎはマロに近づくことすら本来許されない。」このように言われた小梅うさぎは、一見自由と機会均等が実現されているように見える日本社会が、明治維新とGHQ占領後の改革開放(財閥解体)などがあった現在であっても、まだ平民と貴族の大きな格差がある階級社会であるのだと実感します。
すべてを破壊しようとした織田信長と小泉純●郎、橋下●の時代を懐かしく思い、自分も江戸の末期のように黒船(カリフォルニアのVC)の力を借りて既存の封建勢力を打ち破ってやろうと思うのでした。
たぬきの敬(たかし)(たぬき):
日本出身で国際指名手配になっているエロたぬきの詐欺師。時々スペイン語をしゃべり、Tacosを販売していますが、Hip-Hopが大好き。うさぎの小梅をマレーシアで騙そうとします。
このエロたぬきのたかしが小梅を窮地に陥れたため、桃子は怒り、シンガポールの警察と裁判所にうったえて「たぬきの成敗」をしようとします。
小梅は桃子が紹介した弁護士のアドバイスのもと、裁判所での訴訟を進めるのでした。(小梅うさぎの裁判所につづく)
エロたぬきの敬(たかし)は絵本の中ではあまり喋る機会がありませんが、口癖はこうです。
「俺は阪大(大阪大学)出身」「このヒップホップ シンガーは貴族の出身で慶応大学飛び級」「やっぱり早稲田をでているヒップホップは再考」「リクルートで働いていたから能力高い」「留学していると経験豊富、留学していない奴らは使えない」など、学歴、経歴、出身地、血筋、家柄に対して非常にこだわり、相手に合わせて態度を変える傾向があります。
しかもレイシストの傾向があり、とくにアジア圏の漢字文化に対して蔑んだ発言があります。
ダウンタウン育ちで 経験も血筋も資産も家柄も 何も持たないアントレプレナーの小梅うさぎは、たぬきの敬(たかし)の発言が非常に気になり、怒りを露わにするのでした。
魚の桃子は言います「あのたぬき、訴えたる!」。

二足歩行かき氷ロボット:
豊中からついてきた2足歩行ロボットにかき氷機を載せ、かき氷を作るように要望する小梅。
小梅が豊中の大学で盗んできた出会って中崎町までついてきた2足歩行ロボット。あとから業務用かき氷機を搭載します。結果1500W電源配線を 5本以上同時供給しなければ動かない大消費電力仕様となりました。
ロボットは小梅からかき氷の作成を頼まれ、10分で地球史上最高のふわふわかき氷をマスターします。つねに高速インターネットで謎のクラウドストレージと通信するのでN●T西日本から要注意ユーザーに指定されています。中崎町の一般家庭向けフレッツ光と格安ソ●ット回線では耐えられなくなり、時々Wifiハックを繰り返しながら 謎のクラウド空間と通信しています。
小梅はこのロボットを使用すれば高級うさぎとの戦いに勝てるのではないかと考えます。しかしこのロボットは過去に高級うさぎとロンドンで会っており、高級うさぎの生い立ちに深く関係するロボットでした。
■小梅うさぎの アイスカチャン コンセプト
小梅うさぎのアイスカチャン 店舗ロゴ
マレーシアから帰ってきた小梅が販売を始めたかき氷です。
小梅が本当につくりたい理想のアイスカチャンは下記です。
- コーン搭載。
- パクチーも採用。
- チェンドルあり。
- 甘味料にココナッツシュガーを使用
- 小豆(あずき)付属。
- 見た目がエグい、もう1杯。
小梅うさぎが開発中の伝説のバイカラーアイスカチャン。東南アジアのアイスカチャンの構造を活かした中崎町のアジアンフュージョン かき氷

■参考文献
- 一人当たりの名目GDP(USドル)の推移(1980~2016年)
(シンガポール, 日本)→参照元:世界経済のネタ帳(こちら)

マレーシア映画 恋するアイスカチャン 2010
以上